2018年7月29日日曜日

ビックマックの価格の比較と思うところ

この数ヶ月で,オーストリア,スイス,スペイン,オーストラリアと滞在し,加えてタイでトランジットで町にでたので,それぞれの都市のビックマックの値段の比較(2018年6月現在)をしておこうと思います.
ちなみに日本では,単品380円,セットで690円です.
それぞれの都市でのビックマックの単品,セット(Medium)の価格をまとめると,

  • オーストリア: €4.5, €7.2
  • スペイン:   €3.9, €6.9
  • スイス:    CHF6.5, CHF11.7
  • オーストラリア:AUD4.5, AUD11.15
  • タイ・バンコク:TBH123, TBH185
となりました.
2018年7月の為替レート(TTS)
EUR 131.55
CHF 112.63
AUD 84.29
THB 3.41
で換算すると

  • オーストリア: 592円, 947円
  • スペイン:   513円, 908円
  • スイス:    732円, 1318円
  • オーストラリア:510円, 969円
  • タイ・バンコク:419円, 631円
となりました,日本との比較をするため,日本での価格で規格化すると,
  • オーストリア: 1.56, 1.37
  • スペイン:   1.35, 1.32
  • スイス:    1.93, 1.91
  • オーストラリア:1.34, 1.41
  • タイ・バンコク:1.10, 0.91
と単品でみるとすべて日本より高いという結果になりました.

EU圏内でも価格に違いがあること,そして,スイスが圧倒的に高いこと,
バンコクもわずかながら日本より高いことがわかります.
この価格の違いは材料費というより,人件費による影響が大きいのでしょう.
確実にいえることは,日本の物価は安いということで,その原因は
人件費が安いということでしょう.
もしくは,東京の物価が高いと言われていた数十年前と比べると,円が圧倒的に
弱くなってきているのでしょう.

ということで,ヨーロッパやオーストラリアと物価を対等にするには,
・人件費をあげる
・20%ほどの円高
がないと,対等にならないということでしょう.



オーストリア・ザルツブルグでの価格
 
スペイン・マドリッドでの価格

スイス・チューリッヒでの価格(単品はCHF6.5)


オーストラリア・シドニーでの価格(セット)

 
オーストラリア・シドニーでの価格(単品)


 
タイ・バンコクでの価格(セット),単品はTHB123




2018年7月5日木曜日

スイス鉄道切符の買い方@自動販売機

スイスは鉄道網が発達しているので,利用する機会が多いかと思います.
スイスパスを購入して使う方も多いかと思いますが,自動販売機での切符の
書い方をまとめておこうと思います.



まずは自動販売機で一番右下のボタンで言語を変えます.
言語はイタリア語,フランス語,ドイツ語,英語があります.


はじめの画面で黄色の左した”Andere Verbindungen”
を選択し行きたい場所を入力します.↓は画面の言語を英語にした場合です.
”Alternative connections”を選択します(この場合,出発地はMeiringen(上の青いバーに白字で書かれています)で,行き先が表示されていない時に選択です).


次の画面で右側の"Enter destination point"を選択し駅名を入力

すると,経由地などを聞いてくるので,選択.

で支払い画面になるので,現金かクレジットカードで購入すればOKです.

電車は1st,2ndクラスが選べます.ちなみに電車に乗る時は1等の列車か2等の列車かきちんと確認してのるように





2018年6月27日水曜日

マッターホルン 

Mont Terri地下研究所から一旦,南に移動しZermattに寄りました.
イタリア国境の近くでマッターホルンの麓の町です.大陸同志の衝突の造山運動でできたアルプス山脈に位置しています.マッターホルンは地質,地形的にも非常によく調べられている山で,非常に興味深い山です.鉄道トンネルは至る所で掘られていますが,日本との違いは熱水の有無でしょうか.
地質的にはマッターホルンの上部は片麻岩(gneisses)など(上部さらに2つに区分できるらしい),下部は変斑れい岩(metagabbro)からできているそうです.さらにこのうち上部は Dent Blanche nappesというナップに属していることから,異地性のようです.(参考:https://www.steinmann.uni-bonn.de/arbeitsgruppen/strukturgeologie/lehre/wissen-gratis/geology-of-the-alps-part-2-the-penninic-nappes
落ちてる石も片麻岩や蛇紋岩,片岩などでした.
 
地形的には氷食尖峰(Pyramidal peak)という氷河の侵食によって残った尖った地形がマッターホルンになります.
氷河は現在でも下写真のようにみえますが,やはり後退しているようです.



(ゴルナー氷河)
街には,mont-bell Zermmat店がありました.日本企業も奮闘しているようです.

2018年6月25日月曜日

Arduino 海外での調達

海外をフィールドにしてArduinoをつかって測定をしようとすると,
現地で調達しなければならないことがあります.
参考程度の情報ですが,オーストラリア,オーストリア(No kangaroo)とスイスについてまとめておきます.
Arduinoを海外でいじろうとすると必須なのはハンダごてです.日本のものをもっていっても220-240Vに対応していないので高電力対応の重い変圧器が必要になります.そのため,一つは220-240V対応のハンダごて(Soldering Iron)をもっていてもいいかと思います.私はオーストラリアで買った30W 240V Temperature Controlled Soldering Ironを使っています.電源プラグはオーストラリア対応ですが,変換ソケットでヨーロッパ仕様にできヨローッパでも使えます.

Arduinoですが,基本的にこの3カ国ではオンラインストアがメインで実店舗(real store)はほとんどありません.その中で
オーストラリア:キャンベラではJaycarという店舗が何箇所かあり,取り扱っています.品揃えは基本的なものはそろうという感じです.

オーストリア:ウィーンではsemafという店が中心地(Stephansplatz駅)から電車と徒歩で15-20分位のところにあります.ここは,かなりものがそろっていて店員もくわしく秋葉原並にパーツが揃います.
スイス:ベルンではDigitecという店があり,置いてはいませんが取り寄せてくれます.Arduino本体は1日で受け取れました.それなりに種類はありますが,ものによっては10日かかったりします.

2018年6月21日木曜日

フランス語メニュー@St-Ursanne

スイスのSt-Ursanne滞在の続きです
ホテルに泊まっているのですが,メニューはもとより店員さんも英語は通じません.
というわけで備忘録としてメニューの写真を残しておこうと思います.
ちなみにホテルはHotel Du Boeufです.

英語のできるスイス人の老夫婦の方がテーブルに誘ってくれて一緒に食べました.
サイクリングでスイス北部を廻っているそうです.お二方とも69歳...
ので,3つ分のメニューの写真があります.
トラウトはナイフとフォークで骨を取るのが難しいですけど,箸を持ち歩けば上手くとれると思います.意外と美味しかったです.


牛タンのクリームソースあえ


軽く揚げたトラウトのソースあえ(bärlauchsauceという野草とガーリック)


軽く揚げたトラウトとアーモンド

2018年6月20日水曜日

BME280×2台

Arduino でのBEM280センサー(温湿度気圧センサー)の2ch測定についての記録

BEM280センサーはI2Cで通信できるセンサーのため,マスター・スレーブを設定.
今回は,
マスター:Arduino
・5Vピン
・GND
・A4
・A5
スレーブ:BME280
・Vin
・Gnd
・SDA
・SCL
とし以下のように配線しました.

なお1台目BME280には0x77を,2台目BME280には0x76を割り当てています.この時2台目のBEM280にはGndとSDOが結線されています.長期測定をしようとしているため,データは別のデータロガーで収録することとしているため,それぞれのデータをアナログ(PWM)で出力しました.Arduino UNOの場合は3,5,6,9,10,11ピンが出力対応しているため,1台目BME280の温湿度,気圧,2台目BME280の温湿度,気圧とそれぞれ割り当てました.
なお,スケッチの作成にあたりここのページ(英語)を参照しました.

2018年6月19日火曜日

Arduino data logging shield について

Arduino Data logging shield を3種類使ってみたので,
備忘録がてらその違いをまとめておこうと思います.
ここで,Data logging shieldはSDカードスロットとRTCが付いているシールドの事です.
まずは,よく使われているAdafruit社の青い基盤のシールドについて.

買った時期によって微妙に配置が違います.
これらはAdafruit社のホームページに使い方が載っています(英語).
ここで,気をつけなければならないのが,上の2つはRTCの使い方が異なってくることです.ちなみにホームページでは上(左)を”the older Adafruit Datalogger”,下(右)を”Datalogger shield rev B”と呼んでいます.2018年5月現在で入手できる大半のものは”Datalogger shield rev B”だと思います.”the older Adafruit Dataloggers”で使っていたスケッチでは動きませんので気をつけないといけません.
ホームページにはRTC,SDの順番で動かし方が載っていますので,その通りにやれば動くでしょう.
気をつけないといけないのは,スケッチではじめに書くRTCのライブラリが
the older Adafruit Datalogger・・・RTC_ds1307
Datalogger shield rev B・・・RTC_pcf8523
としなければならない点です.

そして,もう一つ,下の赤いロギングシールド(KEYES XD-204 )もよく見かけるかと思います.ここに英文のチュートリアルがあります.

このチュートリアルの中で,気をつけないといけないのは,SDカードライブラリにある
ファイルの
const int chipSelect = 4;

const int chipSelect = 10;
としなさいとあります.
あとは,チュートリアルにはかいてありませんが,念のため,こちらのRTCライブラリはRTC_ds1307です.Adafruitの”Datalogger shield rev B”と併用する時は気をつける必要があります.
RTCライブラリをきちんと選択することで,3つとも,正常にSDカードに書き込みができました.

以上,備忘録でした.

2018年6月6日水曜日

St-Ursanne 滞在

オーストラリアを一旦離れ,スイスのMont Terriに滞在しています.

場所はフランスとの国境近くのチューリッヒから電車で2時間ほどのSt-Ulsanneにあります.スイスは連邦制なのでここはジュラ州になります.ちなみにジュラ紀のジュラです.
 

駅をおりてすぐにあるMont Terriですが,きちんとしたビジターセンターがあります.
ここにしばらく滞在予定です.


駅近くにいた人懐っこい黒猫(首輪付き).

2018年5月12日土曜日

Gopro改

Goproのレンズ交換です.
はじめはバラバラにして,レンズ交換を試みました.(B4のSTさんの仕事です)
がフィルムケーブルの取り扱いが面倒そうなので,直接交換にしました.
ちなみにフィルムケーブルがはずれると原電がはいらなくなりますが,
きちんと差し込みテープで補強すれば直ります.


というわけで直接撮るには,まず,外側の円状のカバーととりはずし,


つぎにレンズ周りをゴムなどでカバーし,その上からペンチで
力一杯回します.結構固いですが,レンズが割れない程度,力いっぱい
回せばはずれます.


 アメリカのIRproという会社から買ったIRフルスペクトルレンズに取り替えました.


↓がフルスペクトル画像


↓フルスペクトルレンズに富士フィルムの赤外線透過フィルターをつけての撮影


とりあえずは,赤外線領域での撮影は成功です.若干ピントが甘いかもしれません.

Time walk in GA : 2500-541Ma

Geoscience Australia の庭にあるTime walkの続きです.


はじめに2500-1600Ma(25億ー16億年) Paleoproterozoic (古原生代)
酸素が急激に増加し気候が急激に変わった時代です.
この時代に真核生物(eukaryotes)が発現しました.


次の1600-1000Ma(16億ー10億年)Mesoproterozoic(中原生代
この時代にいくつかの大陸が繋がったRodinia超大陸ができました.
同時に海ではストロマトライト藍藻類と岩石が繁栄した時代です.
(ストロマトライトは西オーストラリアに現生しています.)


次に次の1000-Ma(16億ー10億年)Neoproterozoic(新原生代
ここまでが先カンブリア紀
これまであったRodinia超大陸が分裂を始めています.で強烈な氷河期が訪れ
赤道付近まで氷で覆われたSnowball Eart(全球凍結)があった時代です.
また,この時代の後半の地層では多細胞生物の最古の化石が発見されています.



ここまで先カンブリア紀までのTime walkでした.

教科書でしかお目にかかれない地質がいっぱいでてきます.


2018年5月9日水曜日

Tidbinbilla@キャンベラ

Tidbinbilla nature reserve

今日は,Tidbinbilla国立公園(キャンベラ中心から車で40分ほど)で花崗岩を見てきました.
ここの花崗岩は約4億年前(デボン紀)のもので,その上にあった4,5億年前(オルドビス,シルル紀)の堆積岩に貫入しています.

尖った部分は画像上で左に傾斜している堆積岩です.
他は花崗岩の山です.


少し見えづらいですが,奥の山から白い煙が見えます.
大規模な山火事防止のため,山焼きをやっています.



駐車場近くにはカンガルーがいっぱいです.

2018年5月7日月曜日

温湿度・気圧の測定:BME280

温湿度・気圧の測定

使ったセンサーはスイッチサイエンスのBME280搭載 温湿度・気圧センサモジュールです.
仕様はスイッチサイエンスのページから以下の通りです
電源電圧 : DC 1.8~3.3V
通信方式 : I2C(最大3.4MHz) SPI(最大10MHz)
測定レンジ 
 温度 : -40~+85℃
 湿度 : 0~100%
 気圧 : 30~110kPa(hはあまり使わないのでkに変えています)
分解能
 温度 : 0.01℃
 湿度 : 0.008%
 気圧 : 0.18Pa
測定精度
 温度 : ±1℃
 湿度 : ±3%
 気圧 : ±1hPa

はじめにピンがはんだ付けされていないので,まずははんだ付けから
(左がはんだ前で右がはんだ後)
(最近,近くがみえないのではずきルーペをかけてはんだ付けしました..)



あとはスイッチサイエンスのBME280搭載 温湿度・気圧センサモジュールの使い
にしたがって,Arduinoに接続しスケッチをダウンロードしたらデータが取れました.



ちなみに測定場所はキャンベラの郊外で,標高は600mほどになります.
南半球なので5月は秋です,,